Archive for 2010年9月7日|Daily archive page

newLISP v.10.2.14 を試す。

 v.10.3 を見据えた newLISP の開発バージョン 10.2.14 がリリースされています。
 今回のバージョンアップでは、バグ取りの他に、インターラクティブ・モードが強化されています。
 マニュアルに追加された 3. Interactive Lisp mode を見てみると、

3. Interactive Lisp mode

Lisp を体験し、それを試す最も良い方法は、ターミナル・ウィンドウか、オペレーティング・システムのコマンド・シェルにおいて、インタラクティブ・モードを使うことです。
バージョン 10.3 から、newLISP の read-eval-print-loop (REPL) は、複数行を受け付けています。
The best way to experience Lisp and experiment with it, is using interactive mode in a terminal windows or operating system command shell. Since version 10.3, newLISP’s read-eval-print-loop (REPL) accepts mult-line statements.

複数行の宣言文を入力するには、システム・プロンプトの後に空の行で [enter] キーを打ちます。複数行モードから出るには、再び、空行で [enter] キーを打ちます。次の例で、コンピュータの出力は、太文字です:
To enter a multi-line statement hit the [enter] key on an empty line after the system prompt. To exit multi-line mode, hit the [enter] key again on an empty line. In the following example computer output is shown in bold letters:

> 
(define (foo x y)
    (+ x y))

(lambda (x y) (+ x y))
> (foo 3 4)
7
> 

 
注記、複数行モードは、OSコマンド・ターミナル・ウィンドウかコマンド・シェルでのみ可能です。Java ベースの newLISP-GS IDE は、複数行を受け入れません。
Note, that multi-line mode is only possible in an OS command terminal window or command shell. The monitor window in the Java based newLISP-GS IDE will not accept multi-line statements.

 となっています。最初に空行を打つ必要がありますが、[cmd][/cmd]のタグを使わずに複数行が入力できるのは便利です。
 また、マニュアルによると、関数の簡易補完機能(?)が追加されています。

UNIX 端末やコマンド・シェルを使っている時、組込 newLISP 機能の tab 拡張を使えば:
When using a UNIX teminal or command shell, tab-expansion for built-in newLISP fucntions can be used:

> (pri
print       println     primitive?  
> (pri

 
文字 (pri の入力後に、 [tab] キーを一回打てば、同じ文字で始まる組込関数が全て表示されます。関数名の前に [tab] を二回打つと、すべての組込関数名が表示されます。
After entering the characters (pri hit the [tab] key once to show all the built-in functions starting with the same characters. When hitting [tab] twice before a function name has started, all built-in function names will be displayed.

 Windows 版では対応していないのが残念ですが、Linux版で試せます。意外と便利です。特に、全組込関数表示が。(symbols) で表示するのと違って primitive が整形されて表示されますから。

 と、言うことで、このバージョン・アップ、お薦めです。私は、Windows 版と Linux 版、両方ともバージョン・アップしました。

 以上、如何でしょうか?